ぷっくり丸と一緒

ぷっくり丸と一緒~外科系女医の試行錯誤の日々~

仕事と家事と育児を欲張る形成外科医

髪を切りに行きたい

私の髪型遍歴は、小さい頃は男の子と間違うほどのベリーショート。予備校生位からロングヘアとショートを行き来していていまは胸下くらいのロングヘアです。

朝巻いたりしないので、仕事中はずっと夜会巻きふうお団子。寝るときはひとつに編み込み。以前かけたストレートパーマの名残でなんとなくストレートですが、もともとは天然パーマです。

今切ったらこの先の人生でもう伸ばさないのではないかと感じて、それならいったい私の毛根はどれだけ髪を伸ばす力を持っているのか確かめようと、ここのところは伸ばしっぱなしです。もみあげあたりの髪が天然パーマのせいで前向きの癖がついて顔にかかるので、そこは自分で切りました。

ロングヘアの時はストレートか根元からのくるくるパーマのいずれかのことが多いので、またくるくるパーマをかけたいのですが好きな美容師さんがただいま産休中。家の近くの他のお店に行ったこともあるのですが、たまたまだと思いますがあまり好きではなかったので(ロングヘアの扱いが雑)、その人が産休を開けるまで待つかどうか迷っています。

 

また、白髪問題。まとめた時など目立ちます。それもあっていっそショートにしようと思いましたが、染めるときの一回の時間は短くなっても染める間隔は一緒だと気づいて今のところはロングヘアのまま、1か月に一度くらい自分で染めています。真っ黒にはならないけれど目立たなくなるので許容範囲内。いいお店が見つかって時間があればお店で染めたいのですが、なにせ田舎なので難しいです。

 

子供が大きくなって余裕ができ、もう少し落ち着いた色気が出せるようになったら、まとめ髪に日常遣いで昔の日本のかんざしなんかさしてみたいなと思っています。

 

ヘアアイテムは色々使ってきましたが、ずっと使っているのはわずかです。シャンプー、シャンプーボトル、ドライヤー、ワックスは未だ正解に出会えていません。いろんなものを試している最中です。

長く使っているものは、ヘアオイルはケラスターゼ、ヘアブラシはラ・カスタの粗いものとメイソンピアソン、白髪染めはリライズ。髪留めは色々買いましたが、高すぎたりゴテゴテしすぎたりでこれもブランドが決まらず、いまはacca。定番を作るのってなかなか難しい。

読書~最悪の予感~

久しぶりに長い小説をよみました。

 

最近は思考方法や生活習慣の本ばかり読んでいたのでなかなか手が伸びず(前はむしろ小説ばかりだったのに)、長いのでなかなか読み終わらず、買ってからだいぶたってしまいました。

結論。おもしろい!

だいたい読む時間がなくて間隔があいてしまうと、それまでの話を忘れたり興味が無くなったりしてそのまま読まなくなってしまうこともありますが、この本は続けて読ませる力があるストーリー展開になっています。

コロナが始まる前から話がスタートします。アメリカがどのように感染症に向き合ってきたか。そしていざコロナが始まった後、たくさんの優秀な人が色んな策を練ったのに、結局世界でもトップクラスのパンデミックを招いてしまうことになったアメリカの構造的欠陥が色んな方面から書かれています。こんなこと書いたらトランプから怒られるのではと心配になるくらい赤裸々。それぞれの登場人物も個性豊かで、専門分野の難しい話も読みやすいように書かれていて、こんな内容に厚みのある本を一人の人が書けることに驚愕します。

中に出てくるチャリティという女性。三人の子持ちのシングルマザーで、自分には何も得がないのに、使命感に動かされて様々な感染症に対して効果的な策を提案&実行します。それを読んでいると、私なんかチャリティに比べれば全然マシな状況だから頑張ろうという気持ちになりました。

風邪ひき息子その後

土曜朝に発熱した息子ですが、熱は日曜の朝には下がりました。ただ機嫌が悪く、ミルクを飲んでくれません。おかゆ、ヨーグルト、リンゴジュース、バナナ、色々試しても食べてくれずおしっこの回数が減ってきたのが心配でした。どうものどが痛い様子。

 

日曜は10時ころ両親が来てくれたので、私だけで買い物に行って必要なものを買い込みました。私が帰ってきてからは娘を遊びに連れて出てくれたので、息子と二人で過ごしました。ちょっと寝ては起き、抱っこしないと泣き、機嫌悪いのは継続。でも梨をすりおろしたものをたくさん食べてくれて、そのあとは少し機嫌が回復しました。

月曜日は二人ともいつもの保育園はお休みしないといけません(発熱した兄弟も解熱後二日たつまでお休みという恐怖ルール)。勤め先の病児保育は、800床規模の病院なのに定員1名という状態で、月曜の朝電話してアウトなら息子はまた診察室に置いておかなければいけません。娘は、恐怖ルールの適応がない院内保育所に預ける予定にしました。

そして月曜朝。7時半から電話受付なので7時35分に電話すると、たった今埋まりました、とのこと。仕方なく診察室に連れていく準備をしていたら折り返し電話で先ほどの方がキャンセルになったので大丈夫です、と。理由はわからないけどラッキー。念のため明日も予約しておこうとしたら、明日は私がお休みで、、、と。なんじゃそりゃー。

 

そして新人さんも体調不良で月曜お休み。この先生、うちの子供たちより病欠多いんです。。そして休んだ時仕事の申し送りもないんです。。電話は大体電源が切れている。

このひと医者続けられるかしら。

早起き娘と風邪息子

朝の5時から6時半までが私の一人の時間です。でも最近娘が5時半くらいに私がいないのに気付いて起きてきます。また寝てくれたら英会話のレッスンができるけれど、そのまま起きていると難しいのでキャンセル。そういうことが続き始めました。そのためブログも書けず。

 

そしてそんな中、今週の土曜日の朝息子発熱。金曜日の夜から旦那さんは東京へ行っていません。帰ってくるのは日曜日の夜中。

・土曜日の午前中、退院を含め4人処置が必要(一人は9時半指定)。

・娘の日本脳炎のワクチン接種二回目が今日しか行けない。11時までに小児科受診。

このミッション、もともとギリギリだったのですが、(二人を保育園に預けて仕事を10時までに片付け、お迎えに行って小児科に行く)、息子の熱でさらに難問になりました。

娘のワクチン、先週済ませるべきだった。。。忘れてた。。迷ったら先にしておく。ワーキングマザーの鉄則。

 

まず朝の5時に機嫌悪く起床した息子の熱に気が付いた後、この先の暗雲立ち込める予定の一つの原因である旦那さんに、今日がどんなに大変なことになりそうかメールを送って少し憂さを晴らします。

まずとにかく娘を保育園へ。息子は病院へ連れていきます。診察室に置いたベビーカーに息子をおいて安全なように乗せてから、娘用のタブレットで動画を見させている間にすぐに済む患者さんのところにダッシュ。走って帰ってきてまだ泣いていない。セーフ。

その後しばらく診察室で遊んでいたら寝たので、その間に他の患者さんのところへ。

9時半固定の人に関しては、もう一人のスタッフに「申し訳ないけど9時半に少しだけ診察室に来て!」朝メールを送っておき保険をかけました。このスタッフに診察を任せればよいようですが、そのスタッフは男性で、診察が必要な人の中に心配性な女性の胸の診察があったのでその人は頼めず、また状態があまり良くない人の診察も細かい変化を見逃す可能性があるので頼めません(まだ新人)。

他科入院の併診している患者さんが遠い病棟にいるので、ダッシュで回ってなんとか10時ちょっと前に終了。すぐに保育園へ。

保育園に行くと、「緊急事態宣言中は発熱した児童の兄弟もお休みしてください」と言われました。朝預けるとき、先生も息子が風邪でお休みなのを伝えても何も言われなかったからセーフ、私もその事実を把握していなかったからセーフ(ほんとはアウトだけど)でしたが、本当に綱渡りです。娘は一人になるのがダメなので診察室に置いておけないのです。もし朝言われていたら、電話で指示しながら看護師さんに頼むのが最終手段です。

お迎え後、二人をつれて小児科に滑り込みました。前回、夫が二人を予防接種に連れて行ったときは、二人とも抱っこじゃないと駄目な大泣き状態になり大変だったとのことなので、ベビーカーと抱っこひも持参で臨みました。診察室で注射されることに気づいた娘が逃げようとするのを、息子を抱っこしたまま捕まえて引きずって診察室へ。帰りは丸ボーロでつりながらなんとか駐車場に戻って、任務完了。ベビーカーなんか誰も乗らず、めっちゃ邪魔。

全て終わってモスバーガーのドライブスルーに並びながら、こんな頑張らないとこの仕事続けていけないのかー、全国のワンオペ育児のワーキングマザーってほんとスーパーマンだよ、と思いました。

字をきれいに書くこと

瞑想の本を読んだ後、生活に瞑想をとりいれようとしましたがなかなかうまくいきません。子供がいないときとなると朝ですが、朝起きてすぐ、DMMの前は筋トレやストレッチをしたくて時間に追い立てられていて瞑想に向きません。

 

この本は簡単でおもしろかったです。

 

瞑想とはつまり、自分の身体感覚を常に感じながら、今自分がしていることに完全に集中すること、というふうに自分なりに理解しました。例えば歩いているときは、足の裏の感覚や肩で風を切る感覚、呼吸などなにか一つの身体感覚を常に意識しつつ歩き、雑念が湧いたら自分の身体感覚や今していることに意識を戻すことで、散歩が瞑想に近くなると思います。それであれば、夜ご飯を作るとき、院内を歩くとき、など日常生活に瞑想的な習慣を溶け込ませることができるので、今はその方法で静かな心を手に入れる訓練をしていきたいと思っています(つい忘れてしまうけれど)。

さらによけいなこと(今していること以外)を考えないようにすることで、自然に動作がエレガントになるのではないかと思っているのですがどうでしょう。エレガンスは最近の私の課題です。

ただなかなか家事や掃除などは雑念とは言わなくても、つぎつぎあそこ掃除しなくちゃ、あ、ブロッコリーがゆであがった、などと邪魔が入るので、最近凝っているのは字をきれいに書くことです。

元々、字なんか読めれば十分、という母親の教育で育ったので、字がきれいではありません。もちろん習ったこともありませんし、字はきれいに書くものではなく単に情報を伝えるツールだと思っていました。ICUの指示書が手書きだった時、私が書いた指示は男性医師が書いたものだと誤解されていたことがあるくらい荒い字です。

しかし大人になって字をきれいに書く大切さに気が付きました。記帳やお礼状、年賀状、また各種書類もきれいな字と汚い字で印象がもちろん全然違うからです。

そう気づいてから、時々100均でペン習字の本を買ってきて字を書いています。ボールペンはインクがしっかり出るもので書くと気分がいい。Youtubeで書き方をみて、できるだけ美しく書くのですが、これが心を落ち着かせるのにとても効果的です。

最近見つけた動画はまるでペンを筆のように使って流麗な字をかいているのですが、本当に美しい。私はこんなペンを持っていないので、自宅にあった筆ペンでも練習をしています。

www.youtube.com

そして字をきれいに書くことの何がいいかというと、私たちは大体一日1枚手術記事を書くのですが(手術の記録・オペレコ)、そのときに瞑想の要素をとりいれられるのです(と、思う。。)外科の先生たちはパソコンで作る方も多いですが、私たちは絵を描くことがほとんどなので手書きで書きます。その時に字をきれいに書くのです。内容はもうほぼ自動筆記のような感じなので、できるだけ集中して美しい字で書くようにします。

突然それをはじめたので、ある時期から前と後で私の手術記事は別人が書いたようにみえます。もともと書類仕事は大嫌いで、手術記事もなるべく早く済ませるべく殴り書きに近い字だったのですが、いまでは手術記事を書くのが楽しみになりました。

最近の読み切れなかった読書~アリエナイ理科の大辞典、イノベーションのジレンマ~

読書をする時間がなかなか確保できず、土日の隙間時間に集中して読んでいます。土曜に子供を保育園に預け出勤した後、仕事をかたずけてカフェや家で本を読んでいる時間は至福です。kindle paper white最高。

途中で読むのが辛くなった本はすぐ読むのをやめます。時間がないから楽しくないものはもったいない。以前はもったいない気がして最後まで我慢して読んでいましたが、いまは時間が大切なのでしばらく読んででダメなら次に行きます。読みたい本は常に2~3冊待機中。

アリエナイ理科の大辞典、題名に惹かれて読み始めましたが、途中で挫折。身近なものでこんなことができるんだよ!というちょっと危ない実験が色々書いてあります。中学生のころだったらもっと楽しく読んでいただろうな。大人になっちゃったなーという感じ。イノベーションのジレンマは単順に言葉が難しくて読むのが苦痛になってやめました。勝間さんが衝撃を受けたと話していたので買った本なのですが、住む世界が違いすぎてベースの知識が足りずにすごさがわかりにくい。製品開発に関わっている人や企業の管理職の人には面白いと思います。

面白い本も何冊か読んだのでレビューしたいのですが、内容をどんどん忘れて行っている。。。その中の一冊に、面白かった本は2回読め!理解度が断然高まるから!と書かれていたのでまた読んでから感想を書きたいと思います。

ふるさと納税

ふるさと納税は農産物にすることが多いです。忘れたころに大量の野菜や果物が届くのが楽しいからです。ただ楽しいけれどそのあとが大変です。

先月、トウモロコシが届きました。サニーショコラという品種で、以前知り合いのおうちでご飯をごちそうになったときに食べたのが初めてで、それ以降毎年頼むようになりました。

そして毎年新鮮に、その量に困惑します。全部で15本(もっとあったような)くらいでしょうか。皮つきだからすごいボリューム。多分毎年同じことをしているのですが、ネットで保存期間を調べて、おいしく食べられるのは数日という短さに絶望し、お裾分けの2本づつくらいの小分けをたくさんつくって病院に持っていきます。もちろん実家にも。残りは野菜室に入れるのですが、野菜室のものをすべて出して、縦に詰めていくとまるでトウモロコシ畑。そこからせっせと食べて、5日くらいはおいしく食べられました。最後の2本はところどころ粒がへこんでいましたが、そのときでも驚愕の甘さ。今回は2本くらいを生のまま冷凍してみたので、正確にはまだ残っています。

そして先週梨が届きました。12個くらいだったかなぁ。ちょうど食べごろだったのでおいしいうちに我が家だけで消費するのは不可能と判断し、またお裾分けの袋を作成。

食べ物を無駄にしてしまうのは心が痛むのでおいしいうちに食べて、食べられないものはあげて、なんとかやりくりします。

でも、あげた人に喜んでもらえるのはうれしいのですが、トウモロコシも梨も重い!

梨はお裾分け分を袋に入れて持って行って診察室に置いていたら、看護師さんたちが「なんかすごくゴロゴロしたものが置いてあるんですが、これなんですかね」とざわざわしていました。

あとは、記憶によるとお米が届きます。今年は産休の余波でボーナスが少なかったのでふるさと納税も一応これで終わり。

旦那さんはみかんを頼もうとしていますが、ミカンも「大量かつ重い」のでまた大変なことになるでしょう。ま、ミカンはジュースにするという最終手段があるか。

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