ぷっくり丸と一緒

ぷっくり丸と一緒~外科系女医の試行錯誤の日々~

仕事と家事と育児を欲張る形成外科医

ジブリは五感を刺激する

引っ越しするたびに、ハードディスクに保存していたジブリが消えますが、大体年に一回金曜ロードショーであるので、また撮りためます。

 

またひと通り溜まりました。

 

今までは、主に夫と私の楽しみとして見ていましたが、4歳の娘はストーリーを理解できるようになってきたので見せています。

 

1歳の息子もなぜかトトロは言えます。そして歌もなんとなく知っている様子。保育園で歌うのかな。

 

最近見ていたのはポニョ。いつも感心するのは、ストーリーだけでなく、各所に挿入されている、自然やモノの、存在感を感じさせる描写です。特に自然現象に関しては、ドキドキするような、畏れる気持ちが湧いてきます。

 

近いのは、小さいころ、台風の時に外に出てみて感じた感情です。

 

海水の圧倒的な量とか、嵐の時の波から感じる恐怖心、暖かい飲み物からもらうほっとする気持ち、地上と進み方が違う水の中の世界、などなど。

ポニョのお母さんが持つ神秘性も、表現が、さすが。

 

触覚や嗅覚など、視覚以外を刺激するのがとても上手。だから見ていて楽しい。

 

子供たちが見ている他のアニメからは、ジブリが持つ心地よい五感への刺激は感じません。やっぱり格が違う。

 

それにしても、間に挟まるCMの多さよ。CM多くてもジブリはみんな見るもんね。

 

娘はまだCMという概念がないので、毎回、もうお話終わったの?これじゃないさっきのやつがいい!と言います。

 

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何か画像がないと寂しいので、娘と書いた猫バスのせときます。

まだ開けていないおむつのパックに乗って、猫バス!、と言って遊んでいるので、猫バス、気に入ったようです。

カレーを食べに神保町へ

昨日はお休み。以前から行きたかった神保町にカレーを食べに行きました。

 

すごく有名らしい、ボンディへ。うちの家政婦さんのおススメです。

 

かなり並ぶらしいので、開店30分前に、本を持って読んで待つつもりでいきました。

 

開店30分前、すでに2人並んでいます!

 

本を読んでいると、お店に入る前に注文を聞かれたので、ビーフカレーチーズトッピング、ライス小、プリンで注文。

 

お店に案内されてから(開店時間にはかなり並んでいた)、まず熱々のじゃがいも2個とバターが運ばれてきました。皮を剥かなければ、その後しばらくしてカレーが運ばれるまで熱々のまま。

 

カレーは、日本のカレーという感じで美味しいですが、こんなに人気なのはなんでだろう、という気持ちにもなりました。プリンと込みで2000円超えたので、安くはないですし。ずーっと行列でした。

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テーブルにはらっきょうと福神漬けとレーズンが置いてあります。

 

ライスは小でも、普通の一人前くらいあるので、ジャガイモもカレーも全部食べるとかなり量は多いです。

 

そしてプリン。

クレームブリュレみたいに表面がカラメリゼしてあって、シンプルなカラメルソースがたっぷり付いてきます。これは美味しかった!

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ボンディはビルの2階ですが、そのビル自体が古本屋さんのビルなので、帰りにそこで色々買って帰りました。

 

本を全部読み終わったら、今度は別のカレー屋さんに行ってみようっと。

 

今のところの私のカレー1位は、久留米にあった日々というカフェのチキンカレー。

でも店主さんの体調不良で閉店してしまいました。いつかあの味を自分で作りたいなーと思っています。

シミのゲシュタルト崩壊

 

シミの患者さんが多くて、ずっとシミの話をしていると、自分がなんの話ししてるのかわからなくなってきます。

同じ字を書き続けると、なんの字を書いてるのかよくわからなくなってくるやつみたいな。

 

ソバカスなら説明は簡単、くすみのない肌に一つ二つのシミだけでも簡単、シミと肝斑がある人はまぁギリギリいける、シミと肝斑とイボと黒子と脂腺増殖症がある人は15分のカウンセリングでは無理だー!

 

Wi-Fi環境が悪く、1人のカルテを書く間に2回繋ぎ直す状況もあり、1日終わってぐったり。ぐったりの割に売り上げにはならず。

 

本部からは容赦なくカウンセリング時間を削る要請があり、今後の診察が心配です。

 

初めが肝心だと思っているので、できるだけわかりやすく丁寧にしたい反面、時間が押すとカウンセラーにもナースにも患者さんにも迷惑がかかる、ジレンマ。

 

特に吉祥寺院は、患者さんの年齢層が銀座より高めなので、ソバカスだけの人なんてほとんどきません。その場合、治療も長くかかるので、患者さんご自身が思っているほど簡単ではないことをお伝えしないといけません。かつ、ゆっくり話さないと、早口でも駄目。

 

とりあえず、Wi-Fiだけでも良くなってほしい。

 

他のクリニックからセカンドオピニオンできた方に、説明がわかりやすくて良かったと言われるのが嬉しいので、時間は短くとも質は削らずに、良いカウンセリングができるよう日々精進です。

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疾患によって、いろんな小道具を使ってます。

 

 

品川水族館へ行く。思ったよりだいぶ遠い。

日曜日は雨。

 

雨の日の遊びの選択肢はあまりありません。今回は旦那さんが調べてくれて、品川水族館に行ってみることにしました。

 

最寄駅から、まず東京駅で乗り換えです。

 

東京駅乗り換え、つらい。。。人が多いのと広いのと線の選択肢が多くて迷うので(品川に行くのがいくつもある)、赤坂見附→新橋→品川の方が結局楽でした。

 

東京駅に着いたときに、娘がおなかが空いたというので、ほんのり屋と言うところでおにぎりをイートイン。端っこの席があいていて助かりました。

 

そしてこのとき判明したのですが、品川には水族館が二つあって(一つはホテル併設)、旦那さんが予約したのは品川駅から遠い方。駅からもまたちょっと歩きます。ちょうど雨が降っていなかったので良かったのですが、土砂降りだと厳しい距離(5~6分歩きます)。

 

ようやく到着。その日はかなり人が多く、娘と旦那さん、息子と私で二手に分かれました。

 

内容は、サンシャイン水族館の方が洗練されています。地元の水族館という感じ。

でもイルカも大きいサメもクラゲもいて、子供たちは楽しんでいました。

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ただ、1時間近くかかったことを考えると、ここはもう来ないかな。ベビーカーだと、エレベーター待ちやそもそもエレベーターを探すのに時間がかかって、乗り換えが多いとそれだけでうんざり。最近子供二人で喧嘩することも多いので、ほんとにうんざり。

 

我が家は今後、水族館はサンシャイン水族館だなと思いました。

品川水族館が悪いわけではなく、アクセスの問題です。

特に駅のエレベーター、もっと表示をわかりやすくしてください。

形成外科医のツイッター

 

保険診療の世界は、施設ごとに多少の治療方法の違いがあったり、先生による技術の違いがあったりしても、国から認められている治療しかできないという時点である程度治療方法は決まっています。

 

でも!この美容の世界は本当に色々な治療がひしめいています。

 

10年以上生き残っていて、ある程度確立した治療方法もありますが、出ては消えていく治療もたくさん。そして、みんな自分が得意な方法を若干強めにアピールし、他の方法は批判するので、本当に良いのか悪いのかの判断を自分でしないといけません。そして企業が絡んだ広告なのか、そうでないのか。

 

エビデンスが蓄積しないのは、医療というより商売の要素が強いので、実際の治療に忙しく、そもそもお金にならない研究をしようとする人が少ない(保険の場合はそもそも誰かが研究した後で治療として採用されている。また、企業と関係ない研究職も大学などからお給料が出ることがある)、また、病気じゃない方に長く通ってもらうのが難しく、そもそもそれをしていると外来がパンクするので、長期フォローができないというのも大きな理由です(通ってもらう前提のモニターさんでも、フォローは3ヶ月)。私ができるのも、せめて自分の症例を、みられる期間は丁寧に見る、くらい。

 

はやりすたりがある中で、昔一時的に流行って今は下火だけど、下火になっただけで実はよい治療ではある、というものもあり、何とも難しい。

 

10年以上形成外科をしていて、ある程度、傷に対する勘、みたいなものができているので、この治療はちょっと、、?この結果は、、?とひっかかることもあります。そういう時は、形成外科を保険である程度やってからこちらに来てよかったなぁと思います。

 

夫も形成外科医なので、そちらから集めた情報とすり合わせて、ある程度自分の中で判断の軸ができてきた分野もありますが、まだまだ確立してはいません。とにかく治療方法が多すぎる。そしてコマーシャルなのかそうじゃないのかがわからない!

 

SNSの症例はみんなもちろんきれいな症例をあげるわけで、あげられていない背後の症例が大事なのです。それは保険診療分野の学会でも同じ。

 

とりあえず、SNS、特にツイッターで、自分を上げて他人を下げている先生の話は話半分に聞くことにします。ツイッターは人が荒れやすい。

 

目を引くオラオラ系の医者はすぐ他人批判をしますが、その先生方のうわさもふわふわと流れてきて、そうだよねえ、完璧な先生はいないよねえ、というわけです。

 

ただ、保険診療の世界では、効果がある程度証明されている治療でも厚生省からなかなかOKが出ずに使えなくて困ることがある一方、美容医療ではどんどん取り入れられるのでそこはスピード感があって面白いところです。

 

美容業界を良くしようと奮闘されている先生もたくさんいるので、その先生たちを見つけ出して精度の高い情報を集めるのが今の課題です。

 

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家政婦さんにもらったジュース。

体に良いネクターって感じでさっぱり美味しい。

 

 

息子の定期ワクチンと腫れとまさかの小児科受診

息子一歳8ヶ月。

ワクチンのラッシュは過ぎたものの、先日定期ワクチン接種に行ってきました(旦那さんが)。

 

翌日から接種部分が腫れて痒がっていましたが、他に問題はありません。

 

その次の日、保育園から夕方電話がかかってきました。

 

「腫れている方の腕で測ったら37.5度お熱があるのでお迎えお願いします」

「腫れてない方だと何度ですか?」

「37.3度です」

 

熱の基準は37.5度。腫れてる方で測る意味って!

 

お迎えを頼もうと家政婦さんに電話すると、なんだか声が強張っている。お迎えいけます!と言われるものの、なんか様子が変なので聞いてみると、飼われているわんちゃんが痙攣発作中とのこと。

 

わんちゃんをそのままにして、このよくわからないお迎え行く意味は、無い、と判断。お迎えはなんとかするのでわんちゃんの対応を!とお伝えしました。

 

また、電話の時点で夕方6時で、バタバタきり上げても、普通のお迎え時間より30分しか早めに行けないけど、無理して仕事切り上げる必要があるか? 

 

無い、と判断。

 

それで、もう一度保育園に連絡し、待ってもらうようにお伝えしました。(心の声的には、この時間でこの症状なら、もう待っててくれないかな、と正直思っている。簡単に早めに迎えに行けるなら、そもそも延長してないわ!ってなってる)

 

旦那さんがお迎えに行くと、明日熱がなくても小児科受診してください、とのこと。こんな元気な子を?他に症状ないのに?と聞くと、他の感染症の可能性がありますから、と。

 

なんの感染症だ!

 

でも結局預かってもらえないと困るので、家政婦さんに朝イチで来てもらって受診してもらうことにしました。結局何もありませんでした。

 

保育園の先生って、すごくお世話になってるんだけど、時々、もう少し融通がきかないものか、と思ってしまいます。

4歳児とのコミュニケーション

4歳になった娘、どんどん複雑な生物になってきています。

話す言葉はいっちょまえ、でもまだ頭の働き的に許容できないことがあるようで、

 

・自分が何でも一番。明らかに負けていても一番。

・すると言ったら自分でする

・すると決めたことができないとその場で大泣きして動かない

・けんかすると、「じゃあ、もう、おかあたんもそれしちゃだめ。」「もう〇〇ちゃんいなくなる」と言う。

 

この辺りは、正論をいってもどうしようもないみたいです。何回か話し合ってみたけれどうまくいきません。まだ理解できるほどには心と体の成長が追い付いていない。

 

スムーズに事を進めるためには本人に合わせるのがみんなの平和のため、と思うことにしました。大人げなく、ちょっとくやしいけれど。

 

今日も、保育園の入り口に貼ってある張り紙から、自分が読むことができるひらがなをひろって読みたくて、張り紙の前にベビーカーを止めるように駄々をこねていました。

 

でもそこは通路で、他の人の邪魔になります。

ちょびっと立ち止まった後、ベビーカーを進めたらそこで大泣き&降りて座り込み。朝は時間ないのにー、と下の子を預けてから戻ってくることにしましたが、もし私を探しに外に走り出したりしてたまたま止める人がいないと大変なことになったかも、と後で後悔しました。

 

実際はふてくされて最初の場所にいたんですが。

 

エレベーターのボタンを押すのも、お風呂の着替えをするのも、弟よりも自分が先。うっかり順番を間違えたら大変です。大泣きです。

 

1歳児の方も自己主張が出てきて、息子が娘をたたいて、娘が仕返しして、両方とも大泣きして、両方とも抱っこ。そんなことが一日に何回も繰り返されます。

 

この、正論で対抗しても意味がないという状況に穏やかにに対応できたら私もお母さん一人前かもしれません。

 

子供とともに成長する毎日です。

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