ぷっくり丸と一緒

ぷっくり丸と一緒~外科系女医の試行錯誤の日々~

仕事と家事と育児を欲張る形成外科医

切迫早産のこと

まずは、このブログを書くきっかけにもなった、切迫早産前後のことを書こうと思います。

 

私の勤務ですが、今は大学病院ではなく、医局からの派遣で総合病院の勤務医をしています。大きな病院ですが、私の所属する科は二人体制で、本当はもう一人欲しいのですが人手不足で増やせません。

 

仕事内容は、外来診察、局所麻酔の日帰り手術、全身麻酔の手術、入院患者さんの処置、書類仕事などで、1日があっという間に終わります。

 

長女のお迎えがあるので、独身の時のように遅くまで残って残務を片付けることができないのもバタバタする理由の一つです。でも、この病院には24時間体制の院内保育所という最強の設備があるので、どうしてもの時は事前に予約してそこにお願いすることになります。

いつもは長女は自宅近くの認可こども園に通っています。院内保育所は、本当に助かるのですが、お弁当が持参なのと(給食の方が普段食べないものも食べてくれる)、外遊びがないからです。

 

これまで医局の多くの先輩ママさん達が、出産後、第一線から一歩離れるのを見てきたので、私としては、暇よりもある程度忙しい方がよくて、色々な手術ができるこの環境で働けるのは幸せでした。

 

仕事はしたいけれど、2人目も欲しい、年齢的にそんなに先延ばしにはできないと夫婦間で相談して、去年の12月頃から妊活、4月頃妊娠が分かり、心拍確認後すぐに医局長に報告しました。出産前後のおやすみを取るとなると、色んな人にしわ寄せがいくのはどうしようもないところもあるので、せめて早めに報告するようにしました。

 

つわりはありましたが、食べづわりだったので、間食を増やせば大丈夫でした。

妊娠20週までは特に問題なく、深夜までの手術も今まで通りしていました。

 

20週の検診(自費で行った詳しいエコー検査)でも問題なかったのですが、22週目の通常の検診の時に、子宮頚管長が少し短いから、仕事を続けたいなら少し減らすようにと言われました。子宮収縮抑制剤も一日三回開始になりました。

 

ちょうどこの頃は長時間手術が多く、私が術者のものもありましたが、ポイントとなるところ以外は他の先生にお任せして(手術の日はヘルプの先生が来てくれます)、あとは診察室で横になっていました。何の症状もなかったので、他の仕事量はそのまま、土日は家事をほとんどせずに横になる、くらいの安静で過ごしました。

 

余談ですが、このとき横になるために買ったコールマンのリクライニングチェアはとても良かったです。院内には当直室はありますが、勝手に横になる場所がないので購入したのですが、折りたためる、フラットに近いくらいまで倒せる、アウトドアでも使える、そんなに高くない、いいお買い物でした。

 

24週の診察で、長く見積もって頚管長が25mmになっており、入院でもいいくらいだけれど、自宅安静ができるなら薬を4回に増やして一週間自宅安静で見てみましょうということになりました。

 

診察は朝だったのですが、その日も外来がいっぱいいっぱい入っており、午後も手術が入っていたので、婦人科の先生に見つからないように(診察室が隣接している)、隙間隙間で横になりつつ、その日の仕事と、とりあえず一週間先までの仕事の申し送りを作って帰りました。なんにも症状はないので変な感じです。

 

それからは、基本的にはトイレ以外は横になったまま過ごしています。トイレに行くついでに歯磨きしたり、トイレに行くついでにシャワーを浴びたり(髪は3日に一回くらい)という生活が現在4日目です。

 

実家が車で40分くらいのところにあるので、主に食事に関して、母がものすごく手伝ってくれています。フルタイムで仕事をしているのに、元気な60代です。

 

旦那さんは同業者です。元々家事にとても協力的な人で、後日書こうと思っている家事の効率化について、積極的に改革を進めたのは旦那さんです。でも料理だけは苦手なのでそこは母に頼っています。

 

寝ていて気付いたのは、ちゃんとおなかが張っていたということ。また子宮収縮抑制剤を飲むと、ちゃんと動悸と息苦しさがでるということ。

どちらも、仕事中は気づきませんでした。

 

来週の検診で、自宅安静継続か入院かがまた決まります。

一度短くなると、そのあと伸びてもまた縮みやすいみたいなので、どちらにせよ仕事は難しそう。

 

こんな何もできない状況でも、私が家にいれば長女の相手も寝たままある程度できるので、できればこのまま自宅安静でいきたいなぁ、、3カ月かぁ、、

 

 

プライバシーポリシー