ぷっくり丸と一緒

ぷっくり丸と一緒~外科系女医の試行錯誤の日々~

仕事と家事と育児を欲張る形成外科医

お金の話

起こしてもぐずぐずお布団で寝ている娘を見て、ふと今のうちにオムツを替えて服を着替えさせたらどうだろうという天啓が降ってきました。いつも忙しい朝になだめすかしてしていることがなんと楽に済むのか!と目からうろこでした。旦那さんからも「天才!」と言われました。こういうのをライフハックっていうのかな。

 

勝間塾に入塾した理由はいくつかありますが、一つはお金の話が聞きたかったというのがありました。元々投資に関しては怖いもののような気がして全くしておらず、昨年からiDeCoを始めたくらい。税金対策もこれといってしていませんでした。ただただ銀行に預金するだけでした。ローンを組むのも怖くて、車を買う時も一括払いでした(結婚するまでは中古車しか乗っていませんが)。

お金のことが気になり始めたのは4年前くらいに土地と家を購入したことがきっかけでした。まだ結婚する前で今後結婚する予定もなく、小さい時からの夢だった「母親におうちを買ってあげる」を実行したのでした。母親は古民家暮らしが夢だったのですがさすがに現実的にはメンテナンスや快適さからすると厳しいと思ったようで、結局、古民家(というとお洒落だけどボロボロの床が抜けたおうち)を買い、建物は壊して土台の上に夫婦で暮らす小さな平屋を建てて、他は全て庭にして好きな植物を植えまくった変わったバランスのおうちができました。さてその年、20年ローンを組んだので確定申告の時に住宅ローン控除を申請したところ、税務署から直接電話がかかってきて「住んでいないので駄目です」の一言。「住んでないけど名義は私だし、よく帰省します!」といっても無駄でした。それだけで多分200万円近く損をすることになりました。後で周りの人に聞くとそんなの知ってるよという人も多く何の知識もないことの恐ろしさを痛感しました(そもそも周りは親も医者の人が多く税金対策は身近だったりする。うちは底辺近くからのたたき上げなので対策も何もなし。)。まずはこの損の分を取り返すべく、繰り上げ返済で利子を減らそうと思ったところでまさかの結婚。それでもちょこちょこと繰り上げ返済を続けて何とか来年中には返せそうなところまで来ました。

ローンを返す過程で、親族からお金を借りて繰り上げ返済すると額によっては贈与税がかかるという知識を得て、ますますお金って怖いなーと思い、勉強しようと思うよりも敬遠していました。

そして今、ローン返済の目途がたったこと、今まで生命保険や車の保険もちゃんと吟味していなかったこと(見直さなきゃなーと思ったところで初産が緊急帝王切開となり保険が下りたのでなんとなくそのままになった)、勝間さんの本を読んだことなどが積もり積もって、やっぱりお金の勉強はしておいた方がいいと思ったのでした。

とりあえず動けるようになったらしようと思っているのは次の二つ。

・ケータイをソフトバンクから格安SIMに変える(ちょうど勝間塾代が浮く)

・ローン返済が終わったら、それに充てていた額を投資に回す(積立NISAはするとして、他は何をするべきか、、、)

そのために今まで全く読まなかったお金の本を数冊注文しました。安静の間に勉強します。

 

ところでうちの家計のお話ですが、一般に旦那さんのお金は奥さんが管理されるところが多いと聞きますがうちは全くのノータッチです。共通のお財布をひとつ用意して、それにお金が無くなったら同額いれて生活費などに使うというシステムです。貯金額も、月にいくら使っているかも知りません。旦那さんはきっちりしているので、問題は私の方。

元々私はお金にルーズで、手元にあればあるだけ何かしらに使ってしまうというタイプ(お酒もギャンブルも友達づきあいもしないのに不思議)だったので、独身の時は母が私の口座から私が生きていける分だけ残して適当にお金をおろし、別の私名義の口座に入れるという全く信用されていないシステムで貯金が行われていました。その信用がさらに壊れたのは私が研修医の時でした。忙しくてお金を使う暇もなく、とりあえず財布にお金が無くなったらATMからお金をおろして入れるという作業だけをしていたある日、母が心配そうな声で電話をかけてきました。要件は、なんだかここ最近お金の使い方が多いけれど、何かトラブルになっているのではないか、ということでした(後日、悪い男に引っかかっているんじゃないかと思ったと言われました)。忙しすぎてコンビニのお弁当くらいしか買ってないのに!?と驚き、その後数日気を付けていたところ、明らかにお財布から誰かが毎日お金を抜いていることが発覚しました。病院の事務に相談し隠しカメラを仕掛けたところ、後ろの席の研修医が毎日私の財布からお金を抜いている現場がうつっていたという衝撃の展開で、それにより私のお金に関する信用は地に落ちたのでした。盗っていた人も、あまりにバレないのでほぼ毎日少額を抜いており、だいぶ前からしていたから総額も分からないという状況でした。そういうこともあり、私自身も自分のお金以外を管理するのは怖くて嫌で、旦那さんもその話を聞いて自分で管理することになんの異論もありませんでした。

というふうにお金に関しては何の参考にもならない過去を持つ私ですが、自分でお金を稼ぐことにはとても執着があります。生涯をともにすると決めた伴侶がいても、その伴侶のお給料で十分生活できるとしても、自分だけで自分と大切な人を養うお金を稼げる、というのは自立して生きていくうえで不可欠だと思うからです。その一点がないだけで、したいことができなかったり言いたいことが言えなかったりすると思うからです。お金で解決できないことももちろんあるけれど、解決できることもたっくさんある。

現在は傷病手当をもらっており、生んだ後は産休手当になるのでこの期間のお給料が減るのは本当はストレスですが(もらえるだけ有難いけれど)、だからこそお金の勉強をしようと思ったのでした。

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