ぷっくり丸と一緒

ぷっくり丸と一緒~外科系女医の試行錯誤の日々~

仕事と家事と育児を欲張る形成外科医

日記~アンナチュラル・法医学教室の思い出~

歩けないお年寄りの足の裏の角質がなんで硬いのか疑問だったのですが、今日自分の足の裏がガサガサになっていました。歩かないなら赤ちゃんみたいにふわふわになってもいいのに。

勝間塾に入塾したので毎朝五時半に勝間さんからメールが届きます。その中にあったストレングスファインダーという言葉が気になったのでしてみることにしました。自分自身の得意なことの傾向を診断するテストなのですが、ギャロップ社のアプリをインストールしてお金も払ったのに(2400円くらいだったかな)できない。。調べてみるとインストールしてから数日後しかできないという情報もあり、めんどくさーとなりました。本を買ってする方がお得で簡単みたいです。しばらくしてトライしてみます。

ストレングスファインダーで診断してどうするかということなのですが、自分の得意な傾向を知ってそれを武器にするような仕事につく、というような活用をするようです。

元々私が医者になった理由は、

・生涯使える頼れる資格を持つこと

・やりがいがある仕事であること

というのを大前提にして、

・人体解剖がしてみたかった(元々生物の授業が好き)

・その流れで法医学(遺体を解剖して死因などを探る)に興味があった  

・医学部には入れるくらいの学力があった  

です。

人体解剖については2年生の時にどっぷりしましたし、法医学については夏休みを利用して法医学教室に見学に行き、そこで色々見て満足してしまったので結局は違う科にすすんだのですが。実際向いているのかどうかは今もよくわかりません。向いていないわけではないと思うのですが、今後二人子供を抱えてどこまで復帰できるかという不安もあり、やりがいを感じないような仕事内容になるのであれば他になにかできることはないかとちらりと考えたのでした。

 

ところで法医学教室ですが、先日義姉おすすめのドラマ、アンナチュラルを旦那さんと見ました。医療関係の番組やドラマは仕事をしている気分になるのでまず見ないのですが、これは面白かったです。もちろんこんなドラマティックなことはそうそう起こりませんけれど。

私が通った大学の法医学教室の教授は変わった人で、面白い授業をする先生でした。一番最初の出会いは入学してすぐの泊りがけの懇親会の時でした。懇親会会場に行く前になぜかなんの脈絡もなくこの先生の授業があり、変わった亡くなり方をした方のスライドをみんなで見てから懇親会にいくというシュールなイベントでした。

その後学年が上がってから本格的に授業が始まったのですが、正直もう10年以上前なのでほとんど覚えていません。ただ、強烈に覚えているのは、この懇親会前の授業と、一番最後に受けた授業の2つです。最後の授業は教授の専門分野に関するものでした。専門分野は「変態性欲」。そんな専門分野あるんだ、と思いましたが、その最中に亡くなる方、それが終わった後殺された方、その最中に亡くなったように見せかけられている方、その最中に亡くなったのを家族が発見して隠ぺいした事例、など色々なパターンがあり、専門分野になるのもうなづける内容でした。ちなみに「その最中」というのは、もちろん男女二人のスタンダードなものもありますが、多かったのは色々工夫して一人で楽しんでいる最中に、、、というもの。この授業で、オロナミンCの瓶はそういうのが好きな人にとってはおしりに入れるのにちょうどよい太さとデコボコである、というのを知り、いまだにオロナミンCを飲むときに思い出します。ただその症例の人は入れたまま亡くなられていたので使用時は注意が必要です(死因は忘れました)。この最後の授業、もともと私の学年は学生が100人ほどのはずが、みんな変態性欲には興味があるので、上級生、下級生、その彼女や彼氏(もちろんほんとはダメ)などギャラリーが増えて教室が満杯になるのでした。

夏休みに法医学教室に行った時の思い出も色々あるのですが、個人情報になるので当たり障りのないエピソードをひとつだけ。ご遺体の胃の内容物は取り出して調べるのですが、その方は最後にカレーを食べていたらしく、教授が切り開いた胃を持って私のところにやって来て「においかいでみて、カレーのにおいがするから!」と言ったという、これもカレーを食べるたびに頭の片隅で思い出さざるを得ない強烈な記憶です。

オロナミンCについてもカレーについても、きっと嫌がるだろうなと思いながら以前旦那さんに話したら実際とても嫌がられたので満足しました。

 

 

 

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