超雑談力
アマゾンプライムで読めました。
学会の時の懇親会や、医局の集まりの時など、雑談がとても苦手です。かといって身内でわいわいするのも得意ではないので、つい一人になってしまいます。小学生、中学生、高校生のときから、クラスの人と休み時間に話すのが苦手だったので(毎日会うのに話すことなんかない、本を読んでいた方が楽しい、と思っていました)、筋金入りです。
人と話すとき、何か最後に残るもの(情報)がいるような気がしてしまっていたし、相手の話にはよい返しをしなければいけない気がしていたので、それでうまく話しかけることができないし、続けることもできなかったのかもしれません。
この本では、その辺はあまり重要ではないと書いてあります。自分の気持ちの本当のところがどうなのか、とかもあまり関係ありません。ただ気持ちよく言葉の掛け合いが続いて、そのあとに何も残らないのが雑談。たまたまその後相手と個人的にも付き合うようになったり、仕事をするようになることがあるかもしれないけれど、それを目的にするわけではない。
ちょっと堅苦しく考えていたことを、いやこんな感じでいいんだよ、と肩の力を抜いてくれるような本でした。形成外科は処置に時間がかかることがよくあるので、処置の間に外来の患者さんと雑談力を磨いてみよう。