ぷっくり丸と一緒

ぷっくり丸と一緒~外科系女医の試行錯誤の日々~

仕事と家事と育児を欲張る形成外科医

15時間の手術

木曜日、私がオペレーターの15時間の手術がありました。始まりは12時、終わったのは朝の3時。

子供は院内保育所に手術の日の朝から次の日の朝からあずける段取りでした。もし熱をだしたときの流れも旦那さんと確認済み(朝熱があったら、最初は手術はしばらく一人でもできるところだからその間にシッターさん探す。夕方以降は私の母に頼める)。

病院保育所は給食がないので娘のお弁当を昼と夜の分作ります。今回は、カレー(最近レトルトを食べないので手作り)とおにぎり弁当(たこさんウインナーと卵焼き)、梨。食べてくれるものが少ないのでこの二種類しか作れません。息子は市販の離乳食。前回は院内保育所は久しぶりなので人見知りを少し泣いたみたいだけど今回は大丈夫かなと心配しながら病院保育所に預けました。

手術は想定内の術式変更があり、思った通りスッとは終わらず。でもどうにか終わらせて帰宅は朝四時。そこから3時間寝ました。

今回の手術は組織移植をする手術だったので2時間おきに移植した組織の血流が問題ないかをチェックしなければいけません。私がいないときはもちろん病棟に任せているのですが、異常があったら緊急で血管をつなぎなおす必要があるので、ケータイの音量はマックスで、泥のように眠っていてもかならず出られるようにしておかなければいけません。そうでなくても入院患者さんがいる限り、ケータイを身近に置かないという選択肢はないのですが。だから眠っていてもどこか頭の一部は起きています。

 

起きたら院内保育所にお迎え。ついでに術後の患者さんも診察。子供たちはそれほど問題なく保育所で過ごしていたようで元気に帰ってきました。さすがにすぐにいつもの保育園に連れて行くのは気がとがめたので、1時間ほど家で一緒に遊んでから連れて行きました。

そこでやっとちゃんとした休憩時間。お風呂に入って昼過ぎまで寝て、回転ずしに行きました。帰り道に子供たちをひろって、お買い物へ。そのあとは仕事で会えなかった分、たくさん遊びました。

今回は翌日眠れたので回復が早かったですが、いつもは次の日そのまま仕事なので(外来を減らしたり手術を入れなかったりはするけれど)、机に突っ伏して仮眠をとるだけになってしまうので元気が回復するのに3日くらいかかります。

10月からは、私の産後だからということで来てくれていた先生も帰っちゃって、また旦那さんと二人になります。長い手術は10月は1件。でも昨日呼吸器外科から再建(組織移植を伴う手術)依頼があり、2件になりそう。当直もある。今からすでに不安です。疲れ対策にプロテイン飲んどこう。期限があるから頑張れるけれど、この生活はもうつらいなぁ。

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