ぷっくり丸と一緒

ぷっくり丸と一緒~外科系女医の試行錯誤の日々~

仕事と家事と育児を欲張る形成外科医

お化粧のお手本

大学入学からお化粧を始めて、もう20年近くになりますが、いまだに自分に合うお化粧の仕方がわかりません。

独身の頃はアイラインを引いたりマスカラを塗ったり、色々試していましたが、子供を産んで以降は眉と軽いアイシャドウだけのことが多くなりました。コロナでマスク着用のことが増えてますますお化粧はいい加減になり、上達するわけもありません。

 

一重なので、そもそもアイラインは見えないしぼやけるし、マスカラは下瞼につくしであまり甲斐がないのです。そもそも目を強調するメイクが似合わない。

眉は、書き方を載せている記事をみると、どれも今はわずかに太めの平行型なのでそうやって描いていましたが、それも私には似合っていないように思い続けていました。

 

とてもきれいな60代の女性のツイッターで、品格と言えば美智子様にかなう人はいません、と書かれていたのでいつも品格を身につけたいとあがいている私は美智子様に関する本を3冊すぐに買いました。

確かに、どの瞬間も上品。そして凛としていらっしゃいます。美智子様が皇室での伝統を打ち破り自分の家庭を築いていったことが書かれている本もあり、穏やかなだけでなく非常に強い意志も感じました。

美智子様は普段お化粧は薄めです。私が影響を受けたのは眉の形。当時の流行なのかもしれませんが、すっとした眉尻に向かって細くなるかたち。

元々流行りの顔ではない私が、流行に乗っても仕方ない。参考にするべきは時代を超えて素敵な女性だなと思った次第です。

 

診察をしていて、時々はっとするほどの上品さを感じる患者さんがいらっしゃいます。ほとんど70代以上の女性です。私のまわりには医者家系の子供である医師も多いのですが、上品な人が多いかというと私も含め全くそんなことはありません。立ち居振る舞いの教育がないせいだと思います。

今は全然重要視されていないので、立ち居振る舞いに品がある人ってどんどん少なくなっていくでしょう。

それとも私が知らない社交界にはたくさんいるのだろうか。

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