ぷっくり丸と一緒

ぷっくり丸と一緒~外科系女医の試行錯誤の日々~

仕事と家事と育児を欲張る形成外科医

お正月の朝

あけましておめでとうございます。

 

おせちは実家の母頼りなので、なにもしません。いつもの休日と変わらない朝です。子供が起きるまでの束の間の静かな時間、いつもと同じ朝食を食べ、本を読んで過ごしました。

子供たちが起きてきたので朝ごはんを作り、その後、今日は連休の中日なので、入院の患者さんをみに病院に行きました。コロナのため面会禁止なので、誰にも会えずに治療をしている患者さんたちに、おめでとうございますと言うのもなんだか憚られます。本当は家に帰れそうだったけど、家族に断られたおじいちゃんなんかもいて、うっかりおめでとうと言わないように気をつけました。

 

形成外科には治りにくい傷の患者さんが多く来られます。形成外科で治療をして治る方もいるし治らない方もいます。原因は様々です。治らない方については、その人の年齢や既往歴や生活スタイルなどを鑑みて、落とし所を決めて、傷と一緒に生きていくプランをたてます。治らないと言われて患者さんはショックを受けるわけなので、こういう場合は患者さんとの話し合いが重要になってきます。

 

ここがなかなか難しい。私自身の人としての技量が試されます。話すタイミングや内容、気をつけないと、自分が治せない言い訳に終わってしまうので、そうならないようにするのがこの年になってもなかなかうまくいきません。

 

秋頃から入院している若い患者さんがいます。その人の傷も多分治らない。寡黙な人で、なかなか関係性が構築できないまま治療を続けています。

その人も多分もうすぐ転院。私がこの病院にいるのもあと3ヶ月。どうにか上手く関係性を築いて次にバトンタッチしたいというのが今のところ今年の一つの課題です。

 

実家のおせち。今日は一日実家でのんびりするつもりです。公園に行ったり段ボールで車を作ったりお汁粉食べたり。

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今年は4月に転勤転職があり、大きな転換期になる予定。その上、実は父に初期の肺癌が見つかり、その治療もあるというイベント(?)盛りだくさんの年です。

乗り越えていい年にするぞ!

 

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