おじいちゃんからの手紙
母方の祖父はもうすぐ90歳。全くボケもせず、元気に遊び回り、目も耳も体も健康。ただコロナを物凄く怖がっていて、私たちに会わなくなって数年が過ぎました。
私は初孫だったのもあり、小さい頃からとても可愛がってもらいました。途中母子家庭だった時期、泊まりがけでお世話になることもしばしば。私にとってはとてもいいおじいちゃんでしたが、頑固でお金遣いは荒く、母にとって良い父親ではなかったようです。
コロナ前は、大人になってからも年に数回会っていました。
ごくたまにですが、祖父は私に手紙をくれます。いつも紙に大きな字で一言書いているだけ。今まで覚えているのは3回。
受験に失敗したとき、
『人生万事塞翁が馬』
切迫早産で自宅安静になった時、
『負けるが勝ち』
そして今回またお手紙が来ました。
おじいちゃんなりに心配している模様。
私の性格や行動の根幹に、おじいちゃんの遺伝子があるのを強く感じます。困った人でもあるけれど、おじいちゃんの遺伝子が私の中に組み込まれていることは、とても心強いです。
アルバムでも送ろう。そして、コロナが落ち着いたら会いに行こう。