ぷっくり丸と一緒

ぷっくり丸と一緒~外科系女医の試行錯誤の日々~

仕事と家事と育児を欲張る形成外科医

婦人科形成ってご存知ですか?

ここにきて1番している手術が婦人科形成。内容は、小陰唇の縮小を筆頭に、その辺りの大きすぎるヒダを切除してスッキリさせる手術です。

自分が小さめなこともあり、こんなに困っている方が多いんだと驚きました。

 

患者さんの診察をすると、たしかにこの大きさだと、トイレの時とか諸々日常生活の多くの場面で違和感を感じることが多いだろうなと思います。

手術するとすごくスッキリした見た目になり、保険適応にしてもいいのではと思うくらい、手技が確立していて皆さんの満足度が高い治療です。

形が本当に人それぞれなので、慣れるまで切除のデザインに迷いましたが、最近はそれも慣れてきました。縫合も、柔らかい部分なのでコツがいります。普通の外科系の先生だと最初はちょっと難しいかも。形成外科の下地があってよかったと初めて思いました。

 

他にも、膣ハイフ希望の方の膣を締める力をみたり、女性があまり人には話さない悩みを共有することができて、男性医師に比べてなかなかない女医の役得を感じられる分野でもあります。

 

余談ですが、足を開いた状態の患者さんの足の間に入るので(出産の時みたいに)、手術時の体勢も楽。

 

喜んでいただけるし、見た目も確実に良くなるしやりがいがある治療です。

コンプレックスがある方はお勧めします。だって多分、1日に何回も、嫌だなぁって思う瞬間があると思うから。

ただデリケートなところなので手術に踏み切るのには勇気がいると思います。その勇気を挫いてしまわないように、カウンセリングは丁寧に行うようにしています

 

大体1日2件コンスタントにあります。シミとたるみの外来見るよりやっぱり手術が好きなので、オペがあると嬉しい。

 

広まってほしい治療方法だけれど、大っぴらに広報しにくいし、産婦人科とかにパンフ置いてくれないかなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

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