ぷっくり丸と一緒

ぷっくり丸と一緒~外科系女医の試行錯誤の日々~

仕事と家事と育児を欲張る形成外科医

骨伝導イヤフォンを耳に入れるタイプに換えました

以前住んでいたところは田舎なので基本的に静かでした。

住んでいるところも静か、通勤は自家用車なので静か、散歩しても静か。

そもそも、家で家事をしながら、子供の動向にも注意を払いつつ、Youtubeや英会話を聞くために骨導イヤフォンを買ったのですが、その時は環境が静かだったので、家の中でも通勤中でも役割を果たせていました(一番最初に買ったのは普通の片耳イヤフォンで、添い寝のときは体勢の制限が少ない片耳イヤフォンをしばらく使っていました)。

 

 

でも東京にきて、まず、通勤が地下鉄や電車になったのでガタゴトうるさくてイヤフォンからの音が聞こえない。

そして家にいるときは子供とできる限り向き合うことにしたのでイヤフォンを付けない。

 

ということで、耳にはめる、ワイヤレスのイヤフォンを買いました。8000円くらい。Anker soundcore life p3というやつ。

 

まわりの音がないだけで、こんなに綺麗に音が聞こえるのか、、、!と感動しました。ノイズキャンセリングすごい。

 

そして、ケースにいれたら自動的に電源が切れ、出すと入るのも素晴らしい。

 

すっかり骨導イヤフォンはやめて、最近はこればかり。

 

生活が変わると、使うアイテムも合わなくなるので見直しが必要だなと思った出来事でした。

 

骨導イヤフォン高かったから、ちょっと勿体無いけど。

 

 

いじめかと思ったら違っていた話

4歳の娘が、

「〇〇ちゃん(自分)のこと、ばか!ていう遊びしよう」

と誘ってくるので、もしや、保育園でバカって言われて笑いものにされてる!?と不安になり、娘から詳しい話を聞きだしていました。

 

でも4歳の語彙では、

 

・○○ちゃんが、うんち!っていったら、おなかを指さして、ばか!っていう遊び

 

ということしかわからず、困惑していたところ、隣で聞いていた旦那さんが、

「じゃ、やろっか」

とひとこと。なんだ、旦那さんが発端か。いじめじゃないならよかった。

いや、隣で聞いてたならもうちょっと早く言ってください。

 

遊び方ですが、

むすめが、

「うんちをたべないといけないんだって!」に類するバカなことを言うと(なんでもうんちっていうのが娘の流行り)、

旦那さんが、

「へー、ウンチ食べないといけないんだ!ってバカ!」(パシっと娘の胸をたたく)

という、なんとノリ突っ込みなのでした。そんなの私にわかるもんか。

 

お笑い好きの旦那さんが教え始めたのですが、気に入っているようです。

 

話は変わりますが、一週間ほど前からテレビを隠したのですが(鬼が来て隠したと説明)、なかなかいいです。

テレビだといつもずーっと見ていたのが、タブレットだとちょっと飽きてくるようで、他の遊びをすることが増えました。息子は娘からタブレットをあまり見せてもらえないので、トランポリンで遊んでいます。また、寝る時間になってもテレビだとなかなかやめなかったのが、なぜかタブレットだと自分から眠くなったから見るのやめる、と言い出します。

テレビと言うより、YOUTUBEの中毒性がよくなかったような感じです(タブレットにはいれていない)。

相手をしないといけない時間が増えたのは大変ですが、あの、中身はないけどずっと見てしまうYOUTUBEの動画と切り離せたのは良かったです。YOUTUBEはどうしても静かにしないといけないときだけ使おうと思います。

コーヒーみたいに飲んでいますが、お味噌汁です

健康とお金のため、お昼の外ランチをやめつつあるので、次はスナック菓子をやめたいところ。それにしてもやめてみると、外ランチってホントお金かかってました。半年でやめられてよかったです。

 

スナック菓子は毎日は食べませんが、疲れているとき、イライラしているとき、夜中に起きた時は、しっかり噛めて塩味がするスナック菓子が食べたくなります。

昨日の夜も実は食べちゃった。ほとんど覚えていないけど、朝カラを発見しました。

夜中は理性が働きにくいので鬼門です。

 

間食の代替案として、スナック菓子食べる率を少し下げてくれているのが、お味噌汁です。

 

ごはんを食べた後なんとなく足りないとき、夜中起きて小腹が空いたとき、に試すと、何回かに一回はお味噌汁だけで乗り切れます。万能ではない。

 

カップに、お味噌、ゴマ、乾燥キャベツ(カップ焼きそばに入れるために常備)、気分によってバターを入れてお湯を注ぐだけ。キャベツが戻ったころ合いで牛乳を少し入れることもあり。

 

子供が小さいので、やけどのリスクを排除するため、スープ類やなべ物は食卓に出していません。だからお味噌汁が飲めるということ自体もちょっと嬉しい。

このお味噌汁も、子供たちがいる時間は基本台所で立ち飲みです。

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立ち飲み中。

 

キャベツの歯ごたえが、何かをがりがり噛みたい欲を抑え、暖かいものをゆっくり飲んでいるうちに気分も落ち着く。ノンカフェインだからいつでもOK!

 

と言うことで、飲み物のラインナップが、コーヒー、紅茶、カフェオレ、ミルクティー、麦茶、お味噌汁、となりました。

 

お味噌汁を飲みながらの更新でした。

那須高原に一泊旅行 ちょっとイライラ再発

土日珍しく夫婦とも連休。気分転換をしなくては!と那須高原に行く予定を立てました。

初日はりんどう湖ファミリー牧場に行って、エピナール那須に泊り、次の日はホテルのプールで泳いで帰るという計画です。

 

旦那さんは、急遽当日朝、クリニックに行く用事ができたので、東京駅で待ち合わせになりました。

ひとりで東京駅まで子供二人の手を引いてたどり着き、新幹線で那須塩原駅へ。

 

元々はりんどう湖ファミリー牧場いきのシャトルバスに乗る予定でしたが、午前中一本しかなく間に合わないのでタクシーで。6000円くらいかかりました。

 

りんどう湖ファミリー牧場は、あらかわ遊園を広くした感じで、1歳と4歳がちょうど楽しめる遊園地でした。馬にもボートにも乗って、ウサギに餌をあげて、乗り物にも乗って楽しんでいました。入場料は高め。全員で1万円くらいかかったかな。前売り券を買うと、4歳の娘は園内で使えるチケットが5枚もらえました。

 

小学生以上になると、物足りなさがあるかもしれません。

 

その後ホテルエピナール那須へ。どなたかのインスタで、子供への配慮がしっかりある宿、ということで、少し高めでしたがここに決めました。一泊4人で7万円台。子供が喜びそうなキッズルームは満室だったので、普通のお部屋です。

 

まず到着すると、チェックインが長蛇の列。子供をなだめながら30分ほど待ってチェックイン。その際に、食事が8時になると言われました。チェックインカウンターに来たのは5時半前後でした。

 

ネットで予約する際に、食事の時間が遅くなるけど宿泊料金が安くなるというプランがあり、子供が待てないのであえてそちらを選ばなかったのです。それで結局食事が8時だと意味がない。

 

受付でその旨を話したところ、予約の際に備考欄に書かれましたか?と尋ねられました。

 

書いていませんが、備考欄に食事の希望時間を書くように書いてありましたか?とお尋ねすると、それは書いていません、とのこと。そしてさらに、お電話で予約されるお客様が多いので、その際に食事の希望時間は尋ねるようにしています、ととんちんかんな答えが返ってきました。ネット予約の場合は選べないということ?

 

ただ、そんなふうに話したことで食事時間を7時にしてもらえました。

 

食堂は大混雑。子供が二人ともチェックインの時からストレスが溜まっていて、大変機嫌が悪く抱っこしていたのですが、食事をとりに行こうとすると、お席に座ってください、説明があります、と係りの方に言われ、席に戻ることに。遠くまで行っていた旦那さんを呼び戻し、暴れる子供を抱きかかえて説明を聞きました。座ってくださいと言われましたが、機嫌が悪いので立って抱っこしたままではだめですか?と聞きなおし、立ったまま説明を受けました。なぜ座らないといけない、、、。この辺から、子供に優しい宿ということで予約したのを少し後悔し始めます。

 

ごはんは色んな種類があって楽しかったです。

 

お部屋は景色が素晴らしく、ベッドもあるのですが、和室にお布団も敷いてもらってみんなぐっすり寝ました。

 

そして朝。モーニング会場は長蛇の列。

 

込み具合をアプリで確認できます、と言われたのですが、朝8時ころ行ったときも混んでて、しばらく遊んで戻っても列は長いまま。結局ずっと混んでいる。旦那さんと交代で並んでは入れたのが、入りたかった時間の一時間以上後でした。

ごはんはおいしかったけれど、、、。

 

土日なのでこんな感じなのだと思うのですが、土日の宿泊者数に従業員の方が追い付いていない印象が終始強く、私としては、決して子供に優しい宿、では残念ながらありませんでした。

 

翌日はプールで泳いでからシャトルバスで駅へ。

 

4歳の娘が最近かんしゃくもちで、一日に何度も機嫌が悪くなり大変でしたが、たくさん遊べたので最終的には良かったです。でもまた行くかどうかはかなり微妙。

お土産で買った御用邸チーズケーキもちょっと微妙。

 

那須高原には色んな遊ぶスポットがあるのですが、物凄く小さいものもあり、一つに絞るとちょっと難しいかも(りんどう湖ファミリー牧場は一日潰せました)。

平日に、周遊バスやシャトルバスを上手く使っていくつか回るなら、また行ってもよいかも、という感想でした。

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外山滋比古 知的生活習慣

96歳で亡くなられた外山さん。この本は2015年発行。

 

私は、このくらいの年齢の方が書く文章が時々無性に読みたくなります。気軽な読み物限定ですが。

 

まだ教育が身近じゃ無かったころに、教育を受けた人たち。

 

私は医者なので、しっかり勉強してきた方だと思いますが、その人たちはレベルが違う。そして、本人の勉強に対する意欲も違う。そもそも、頭の出来が違う。そして、大抵、上品。誰でも教育が受けられたわけではないから、厳しいセレクションがかかっている。

 

この年代の方の文章の端々から滲み出る知性に、羨望を感じるのがなぜか好きなのです。

 

この本、外山さんの、暮らしの中で知性を磨くいろんなアイデアが載っています。

 

何か閃くのに散歩がいいと思った時期があったけれど、最近は朝目が覚めてから、そのまま横になっている時間がいいようだ。なぜなら横になっていると頭に血が余計まわるから。

とか、

横になっていると内臓が立っている時みたいに押しつぶされないから、横になる時間を作ることが健康にいいし風邪を治すのにもいい

とか、

書き出すことで、書いてある安心感から忘れることが容易になる

とか、外山さんが思考を遊ばせてたどり着いた、確かにそう!、と納得してしまうアイデア、論理展開が面白いです。

 

何でもすぐにググれる現代は便利ですが、思考を遊ばせる隙間はどんどん狭くなっているように感じます。それとともに、生活の豊かな色彩も簡素化されていっているような。

 

もう一度自分の暮らし方を見直すことにもなるいい本でした。

本はいつもは読んだらすぐ処分しますが、これはしばらく取っておきます。

吉祥寺ダンディゾンに行く

福岡に住んでいた頃から、名前を知っていたダンディゾン。元々はターセンさんのブログから知りました。オーナーさん?なのかな。

 

そのブログからも、シンプルで上品、でも生活の匂いがするセンスを感じていて好きでした。

 

たまたま吉祥寺院で働くことになり、お昼休みにブラブラしていたらふとダンディゾンのことを思い出して、Googleで検索してみました。

 

私の後ろにある、、、、、!

 

通りから少し入ったところにあるので、わかりにくいのですが、その日は休日だったこともあり、5人ほど並んでいました。

 

建物からも、あのブログと同じ雰囲気を感じます。静か。

 

お店の中も、きちんと清潔。親しみやすいパン屋さん、というより、すこしアートミュージアムのようなよそよそしさも感じる、でも素敵な空間です。

 

パンも一貫してその雰囲気を持っていて、きちんとしていて、出過ぎない個性がある。一つ一つちゃんと躾けられている、感じ。

 

私はもう少し荒々しかったり、ちょっと焦げていたり、ざっくばらんな個性を感じる方がすきなので、もう並びに行くことはないかもしれませんが、素敵なパン屋さんでした。

 

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橋田壽賀子〜安楽死で死なせてください〜

時々旦那さんと、最後の迎え方について話します。

 

2人とも医者なので、普通の方よりたくさんの死に方を見てきました。

 

延命処置をするかどうかについて、昔よりも意思表示が一般的になったかというと、私たちが関わる人に関しては、そこまでではありませんでした。

元気な時から延命は望んでいませんでした、と家族がお話しされる患者さんは少数です。どんなに高齢でも、どんなに色々病気を持っていても、死に方を考えたことがなかったという人の方が多い印象でした。

 

あまりにも不健康な人や完全には治らない病気の人をみすぎたのか、元々の性格によるものなのか、その二つの理由でか、旦那さんと私の考え方は少し特殊です。

 

途中で大きな病気になったら話は別ですが、幸運にも健康で長生きした時、頭と体が自分のものであるうちに、スケジュールの一つとして死にたい。そんなことができる場所があるだろうか?

 

というのが、最近の旦那さんとの話の中身です。

 

40歳目前になって、まだまだ新しいことを経験してそれを楽しんではいるのですが、確実に昔より挑戦する範囲が狭まってきています。諦めた、というより、したくなくなった、という理由で。

こんな感じで、挑戦したいことがどんどん小さくなってきて、生活が穏やかな繰り返しになった頃、ここで満足、というポイントがきそうな気がするのです。そのとき、選択肢として、積極的な理由がない安楽死が認められる場所が世界にあるのだろうか?

 

そんなことをぼんやり考えていたので、題名を見てこの本を買いました。神保町の古本屋さんで。そんな機会がなかったら、手に取らなかったかもしれません。これも出会いです。

 

流石の橋田壽賀子さん、とても読みやすい。渡る世間は鬼ばかりも、おしんも、好きなジャンルではないのでみたことはありませんが、誰でも読みやすい、突っ掛かるところがない文章で、あっという間に読み終わりました。

 

結果、橋田壽賀子さんも同じような考え方だったけれど、明確な解答は持っていませんでした。

 

やっぱり安楽死に関してはヨーロッパの方が進んでいるというのはわかりましたが、国籍が違っても同じサービスが受けられるのか、病気がなくてもいいのか、など確認しなければいけません。

 

橋田壽賀子さん自身はご自宅で見守られながら亡くなったとのことなので、今の日本では、とてもいい方の最後だったのではないかと思います。

 

年を取れば死生観も変わると思うので、まだまだなんとも言えませんが、とりあえず旦那さんと自分が同じような考え方だったのは幸運でした。

 

安楽死の答えは見つからなくても、橋田壽賀子さんの幼少時のことなど書いてあり、読み物としてとても面白い本でした。

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