中国人と日本人の美容医療における違い
私が勤めているクリニックには中国の患者さんがたくさんいらっしゃいます。院長は中国語が話せるし、通訳さんもいるのでコミュニケーションは問題なし。でも、国民性による違いがあって注意が必要です。
例えばボトックス。筋肉を動かなくして表情じわを取るための治療ですが、効きすぎると表情が固くなったり、重たく感じたり、日本人はそれを嫌がるので、場所によってはマイルドにうちます。
でも中国人は、打ったのにまだ動いてる!というのが嫌なひとが多いらしく、ガッツリ効かせるのがよい、と教わりました。
手術でも、日本人はダウンタイムや不自然さを嫌いますが、中国人は、余った皮膚は取れるだけ取る、目はできる限り大きく、というはっきり効果がわかる施術を好まれるとのこと。
先日も上瞼のたるみをとる手術で、眉はタトゥをいれるから眉毛なくなっても良いからもっと皮膚を取って、と言われるので、少しづつ少しづつ切る範囲を増やしていきました。最後は、もうこれ以上は目が閉じなくなります!と、許してもらいました。
結果に満足いただけると次々お友達を連れてきてくれるので、満足度がわかりやすいのも中国の方の特徴。日本人は、手術したことを大っぴらにしたくないのでなかなかそういうわけにもいかないところがあります。
人種によってこんなに違うものかと面白いです。