ぷっくり丸と一緒

ぷっくり丸と一緒~外科系女医の試行錯誤の日々~

仕事と家事と育児を欲張る形成外科医

日記〜湯たんぽ出しました〜

ここ数日は暖かい日が続いていますが、やはり段々と寒くなり、暖房器具のことを考えないといけない時期になってきました。

結婚してからは、結婚祝いにいただいたオイルヒーターがとても良くて、オイルヒーターと、真冬は加湿器の併用で乗り切っています。

オイルヒーターは、部屋全体が春のようにじんわり暖かくなり乾燥もせずとてもいいのですが、電気代がめちゃくちゃ高いです。高い時は月に2万円とかになります。最初見た時は驚愕しました。

加湿器は色々迷って、結局象印のスチーム式の加湿器を使っています。昔持っていた超音波式加湿器は周りが濡れるのと、部屋全体に広がらない感じがしてやめました。ただ、象印の加湿器はほぼ注ぎ口がないだけの湯沸かし器なので、見た目も無骨で音もまさにお湯を沸かしている音がします。沸かしているので衛生的には良さそうですが、この音と、熱くなるので小さい子がいるところは危ないのが難点です。

いま日中は私しかいないので、オイルヒーターを使うのももったいない気がして湯たんぽを出すことにしました。低温火傷のところでも書きましたが、私は湯たんぽが大好きです。

大きい金属製の方ではなく、当直先に持っていっていたオレンジのプラスチックの湯たんぽを出してきました。当直先は布団が薄いことが多く寒いのですが、エアコンがあっても風が顔を直撃する位置だったりものすごく乾燥したりして、お風呂を溜めっぱなしにしたり濡らしたバスタオルを干したりしても、夜中に乾燥で息がしづらくなって起きるくらい使いにくいので湯たんぽを持参していました。湯たんぽ+マスクしたまま寝る、で乗り切っていました。

現在体重+10㎏で太ももやお尻周りの脂肪が増えたせいかそのあたりがいつも冷たいので、湯たんぽを当ててみたらその気持ちよさにそのまま3時間くらい眠ってしまっていました。暖房器具なくても私としては十分でした。今あんまり動かないし。しばらく日中はこれでいきます。

 

昨日は、私が組んだもののこのような状況になって執刀できなくなった手術がある日でした。予定外のことが色々あって、元々長時間手術ではあるものの、予定を大幅に超えて朝の3時に旦那さん帰宅。6時半に傷の状態が悪いと病院から電話がかかってきてまた出かけていき、今日の夜やっとちゃんと帰ってきました。なんとかリカバリーできたそうでよかった!予定外のことが起きても、ただすべきことを素早く淡々と対処する旦那さんは本当に尊敬します。もちろん何事もなく終わるのが1番ですが、手術をしていく中では必ず一定の割合で不意のトラブル、合併症が起こり得ます。そしてそれに対応する能力が必須です。手術が上手で経験を積んだ医師ほどこういったレスキューの手術の技術があります。たまに失敗しないと言っている医師もいますが、私が知っている限りでは、実際のところは合併症があるもののそれ以上に有用な手術方法として広めたいためにあまり公表していなかったり、合併症が起こったときは下の医師に任せて自分ではみていないという先生だったりであまりいい印象はありません。ある程度専門的な手術をする年齢になって、トラブルに対応する体力とメンタルが足りずに脱落する医師もいます。だからこそトラブルが起きた時にこそその医者の力量が見えるともいえます。ちなみにうちの教授は、典型的な昔の男的デリカシーのなさが難点ですが、トラブル対応能力は非常に高くそれゆえ信頼を集めているところがあります。

でも旦那さんもさすがに疲れていて、ごはんを食べた後ソファで寝てしまったのですが、私がトイレに行っている間に娘にめぐリズム(ホットアイマスク)を剥ぎ取られ、歯磨き粉がついた歯ブラシで顔面を磨かれていました。かわいそうに。。明日から三連休でよかった。

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