ぷっくり丸と一緒

ぷっくり丸と一緒~外科系女医の試行錯誤の日々~

仕事と家事と育児を欲張る形成外科医

読書 科学者たちが語る食欲

久々の読書。

 

 

 

この本では、人の食欲は何に支配されているのか、ということを、昆虫の実験から始めて段々と解き明かしていきます。

 

結論、人間も虫も、必要なタンパク質量を得るまで食べつづけるということがわかりました。全体の量でも無くカロリーでもない。

そのため、タンパク質があまり含まれていない食べ物しか食べられない時は、結果的に食べる量が増えてしまい、カロリー過多&脂肪過多&炭水化物過多になるということ。

最悪なのは炭水化物と脂肪でできているインスタント食品のような超加工食品たちです。食べても食べてもタンパク質必要量が取れないので食べ過ぎてしまう。そもそも人間の食欲を刺激することを考え尽くされた物質が入っているので、止められない。

 

他にもいろんなことが書かれていますが、要点はここです。必要なタンパク質量が満たされれば食欲がとまる。意識していないのに、そんなセンサーが搭載しているなんて、人間の体って不思議だなぁと思います。

 

いろんな栄養の本を読んできましたが、とりあえずの私の方針。意識し始めると、コンビニで買える食べものがバナナしかなくなります。

 

・炭水化物はなんだかんだで食べているから、重視しない。例えば、夜、おかず的に食べなくて済むなら食べない(おかずによっては、ごはんないと!ってなるからその場合は食べる。トンカツとか。)

・メニューを考える時はタンパク質と良質な脂質について考える。良質な脂質は魚と火を入れないオイルで調整すると考えやすい。

・炭水化物を食べる時はなるべく原材料に近いかたちのものを選ぶ。なぜなら食物繊維が多いから。そうすると急な血糖上昇を防げるし、腸内細菌が整う。

・ナッツは良い。

・超加工食品は、嗜好品として、どうしても食べたい時に食べる。

 

私がやめられない超加工食品は、インスタントラーメンとポテトチップス。なるべく家に在庫がないようにして、どうしても食べたくなった時だけ買っています。月に一回くらい。

意識し続けると変わります。わたしの体重、二十歳の頃と一緒です。産後ダイエットやめても太りません。

 

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