ぷっくり丸と一緒

ぷっくり丸と一緒~外科系女医の試行錯誤の日々~

仕事と家事と育児を欲張る形成外科医

読書~虫編というかメレ山メレ子さん編~

3日に一回くらい、ほとんど眠れない日があります。日中の活動量が減っているから仕方ないか。そんな日の更新。

 

現在進行形で読んでいる本はスティーブン・R・コヴィー著「7つの習慣」なのですが、いかんせん内容が濃くて本も厚いから読み終わりません。あと5分の1くらい。

とりあえず、今まで読んだ本の中から、順次思い出した本について書いていくことにしました。

今回は昆虫編。

 

元々虫は嫌いではなく、どちらかというと好きでした。幼稚園の時は黙々と一人でミミズを集めたり(母談)、小学生の時は二段の筆箱の一段にテントウムシを集めていたり、ボウフラを試験管で飼ったり、中学生の時は妹が買っているハムスターにあげようとして拒否されたミルワームを仕方なく成虫になるまで飼っていたり、近くの溝でとってきたオタマジャクシを育てていたらカエルじゃない生物に成長して(カスミサンショウウオでした)怯えたり、高校生の時は生物で習ったプラナリアの実物が見たくて川に取りに行ったり(結構いた)、、、思い出すと結構虫好きだったのかも。

夏の夕方に、家族全員で近所の公園の木にセミの幼虫を探しに行って、近所の人から「猫が逃げたんですか?」聞かれたのもよい思い出です。カブトムシの幼虫をバケツに入れて玄関に置いておいたのを全員が忘れていて、ある日玄関からごそごそ音がするので不審者と戦うための棒を持って向かったところ、羽化したカブトムシのたてる音だったこともありました。

父と妹はそれほどでもないのですが、元々は母が虫が好きなのです。60歳を超えた今でも、川でヤゴやザリガニやオタマジャクシをみると取らずにはいられません。セーラー服の襟もとにトカゲを忍ばせ(暖かいから逃げないとのこと)、自宅の机の引き出しでカマキリの卵をふ化させて祖母に定規で叩かれた母です。

 

しかしその後、大学生頃から虫から徐々に縁遠くなり、今は前ほど虫が好きではなくなってしまいました。

そんな私の、虫への興味を久々に掻き立てた一冊です。

ときめき昆虫学

 

読み終わった後、もう一冊買って母に渡しました。

メレ子さんも大変面白い人ですが、出てくる昆虫好きな大人たちが面白い!虫好きな子供には金銭的にも行動範囲的にも活動に制限がありますが、それが無くなった虫好きの大人達は羨ましくなるほど楽しそうにわが道をつきすすんでいます。メレ子さんは、そのわが道を突き進んでいる人々についていってレポートをしているのですが、メレ子さん自身は虫好きでありながらも一般人の目線も持ち合わせているので、一線を越えて虫を愛する人たちの異常な行動が浮き彫りになっていて楽しいです。

たぶん、その後私が読んだ虫関係の本は、すべてこの本から端を発してたどり着いたのではないかと思います。以下、面白かった虫本。

裏山の奇人: 野にたゆたう博物学 (フィールドの生物学)

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

 

虫関係は一旦終わりにして、メレ子さんの話の続きです。

この人は、自分の棺桶を作りにアフリカに行っているのですが、その時のお話です。

メメントモリ・ジャーニー

現在、作った棺桶は自宅マンションにどーんと置いてあるのですが、デザインがジャガイモ。ジャガイモというか、カルビーのポテトチップスとその原材料のジャガイモです。棺桶が出来上がるまでの紆余曲折も面白いし、合間に出てくる異文化体験も興味深い。

この本の中に、プレプレという仮面が出てくるのですが(表紙にも散在している)、あまりにかわいくて、生まれたばかりの娘用にフェルト絵本を作ったのですが不評でした。

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メレ子さんは昆虫大学というイベントを主催しており、私も一度参加しました。残念ながら本人さんにはお目にかかれませんでしたが、キノコのヘアピン(いつか娘のあたまにつけたい)や虫のワッペン(いつか娘のカバンにつけたい)や文房具を買い、クロカタゾウムシのかわいさにやられ(でも害虫らしい)、持ち込んだ研究用のピンセットの手入れの仕方をピンセットおじさんに教わり、大満足でした。

娘には将来昆虫学者になって欲しいな面白そうだから、と内心思っているのですが、ものすごく小さな虫にもビビり倒しているので無理でしょうね。こういうのって先天的な要素もあるのかな。

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